今回は“ちりめん押し絵羽子板 その3”のご紹介です。
人形作家のkimicrafted(kimiさん)に作品についてお伺いしました!
■それぞれのポイントを教えてください。
「4回に渡って12ヶ月分の押し絵羽子板をご紹介します。
初めて経験した押し絵が、実はこの羽子板です。
手のひらサイズで小さく、そこに配置するパーツもそれはとても小さいです。コテを使うのにも慣れていなかったので、本当に苦労しながら作りました。
それだけに、とても思い入れのある作品です。」
「3回目は、文月、葉月、長月の3つをご紹介します。羽子板の面の大きさは約13cmの手のひらサイズです。細かく手をこめて作りました。」
「文月:七夕と、桔梗」
七夕は、織姫と彦星が1年に1度だけ会うことができるという日です。
願いを書く短冊の幅はとても小さく、生地を選ぶのに苦労しましたが、素敵な短冊に仕上がりました。
「葉月:波と浜千鳥」
夏の海には、波と浜千鳥が涼しげでよく合います。
波しぶきには、一部グレーの絞りを使いました。色や生地の違いで立体的に表現しています。
「長月:うさぎの餅つき」
中秋の名月を見上げると、お月様の中でうさぎの餅つきが見えるそうです。
うさぎには赤い甚平さんを着せて、可愛く仕上げました。
臼の穴を作るのが地味に大変でした。笑
hanaco
1つ1つ手の込んだ仕上がりになってて素敵!
短冊になんて書きますか?
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4回に渡って紹介している押し絵羽子板の3回目でした。
それぞれの月をモチーフにした絵柄や、細かいこだわりに注目してみると楽しいですよ。
次回は最後、神奈月、霜月、師走のご紹介です。お楽しみに♪
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