「自分だけ得をしたいというより、自分だけ損をしたくない。平等がいい」
と考える方、意外と多いのではないでしょうか。
わたしが正にそうでした。
欧米の方々は「得をしたい」という思いが強く、日本人は「損したくない」という感情が強いと言います。
例えば、「マスクなしで街を歩きたい」というとき、欧米の方々は周りがどうあれ、自分がマスクをせず歩きたいと思うそうです。
それに対し、日本人は自分だけマスクしているのは損だと考え、周りも平等にマスクをするべき。すなわち、「自分だけ損したくない」となるんだそうです。
お金や行動、仕事や人間関係も、この損得勘定によって、感情が動いていることに気づきました。
あるとき、休みの日に誰か1人が出勤してくださいと、わたしに白羽の矢が立ちました。
「休日出勤=損」という方程式がある私は、「損するのは私だけ。なんで?平等にしてよ」と怒りがわいてきたのです。
この時の気持ちを分析すると、「損をさせられる=見くびられている、尊重されていない」と感じていて、「給料を沢山もらっている社員が損を引き受けるべきだ」です。
しかし本当は、わたしの担当業務が日程的にタイトだから、休日出勤したらどうか?という打診だったのです。
よく考えればすぐ想像がついたはずなのに、「損させられた!」という思いが強いあまりに、冷静な考えができなくなっていました。
わたしの中で、損得勘定で動いている人のイメージは、
「器が小さい、イエスマン、裏表ありあり、不幸そう、不満の塊、自信のなさの表れ、がめつい…」
自分が一番なりたくないと思う人です。
一番なりたくない自分になっていると気が付いたとき、自分でも本当にガッカリしました。
考えてみると、今まで損得勘定で動いてきたことがなんと多かったこと^^;
そして、それに気づいたわたしは損得勘定を手放すことに決めました!
損をするという概念は捨て、出すものがある自分は最高に豊かだ!と思うようにしたのです。
例えば、
「皆が休んでいるときに出勤するのは損」→「休日出勤ができる体と余裕がある自分は最高に豊かだ」
お金を使うときは、「少しでも安い店で買わなきゃ損」→「使えるお金がある自分は豊かだ」
人間関係では「この人に可愛がられたら得」→「この人から学べることは何だろう?そう思える自分の心は豊かだ」
損得勘定に振り回されていると、「本当はどうしたいのか」という自分の気持ちが分からなくなります。
「損得勘定を手放して、豊かな自分になる」と決めました!
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