日々、生活をしていると、大なり小なり被害に遭うことがあります。
「電車で足を踏まれた」
「コロナになって仕事が減った」
「親が厳しくて好きなことができなかった」
自分が上手くいっていないのは、国のせい、会社のせい、親のせい、○○のせい…。
自分は悪くないと、正当化する。
それが、被害者意識。
被害に遭うことと、被害者意識を持ち続けることは違います。
「○○のせいで・・・」と、何かのせいにするのは、とても簡単で、一瞬気持ちが軽くなります。
自分は悪くないと思っている間は、自尊心が傷つかなくて済んでラクだから。
でも、ずっと被害者意識を持ったままにしていると、本当の被害者になってしまいます。
なぜなら、被害者を演じていないと、「○○のせい」と言えなくなってしまうから。
周りに同情されたいから。自分は悪くないと言い続けたいから。
だから、被害者を演じ続けていると、最後には本当に被害者になってしまうのです。
被害者意識を持ち続けるということは、自分に対して加害者になっているということ。
被害者意識を持ち続けるということは、自分をハンマーでぶん殴っているのと同じこと。
被害者モードにいる時は、過去の苦しみを何度も思い返してしまったり、否定的な言葉ばかり使っている場合があります。
そんな時は「あれ?わたし今、被害者モードにいるかも?」と疑ってみてください。
そして、持っていることに気づいたら、自分に寄り添い、労いながら、そっと手放しましょう。
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