ちゃんとしなきゃ!完璧にこなさなきゃ!と思うことがあります。
時々、思うくらいなら普通かもしれません。
しかし、常にその想いに苦しめられるようなら、手放すことを始めてみてはいかがでしょうか。
先日、「hanacoさんって完璧主義ですね!」と言われて、思い出したことがあります。
習い事も長続きしないし、クリアできたゲームも殆どないし、片付けも適当だったので、そんな人間が完璧主義?イヤイヤそんなわけがない。と思っていました。
ですが、社会人になると“完璧主義”と言われることが増えたのです。なぜ?
家の中だとダラダラしているけど、人前に出るとちゃんとしなければいけないセンサーが働いていました。家の中と外で人格が違ったんです。
ほとんどの人は内面と外面は違うと思いますが、その差が大きく苦しかったのです。
学生のころ毎日のように小テストがあり、前日、疲れて寝てしまって勉強ができなかった時は学校に行くのが苦痛で仕方ありませんでした。
電車の中でも勉強はできるし、もし点数が取れなくても大した問題ではないのに、その頃のわたしは、勉強すればできるテストで悪い点数を取るのが許せなかったのです。
友達のブンちゃんは、毎日勉強をしてきませんでした。
あるタレントさんの追っかけをしていて、毎日そのタレントさんの出待ちやチケットを買うためにバイトをしていたので、勉強をする時間がないと言ってました。
ブンちゃんは毎朝、眠そうに登校してきました。しかし、遅刻はしても欠席はほとんどありません。
赤点とっても元気に追試を受けて、いつもいつも明るかったのです。
どんな時もいつも笑顔でニコニコしていました。
ブンちゃんにとってテストの赤点より、タレントさんに会える方がよほど重要事項だったのです。
テスト勉強できなかっただけで、学校に行けないわたし。
赤点で追試を受けてもニコニコしているブンちゃん。
当時は性格が違うから、“ブンちゃんの性格うらやましいな”。くらいにしか思っていませんでした。
今ならわかります、わたしは“プライドの高い完璧主義だったんだ!”
同じ境遇でも“わたしは苦しく、あの子は楽しそう”というエピソードは他にもたくさんあります。
だけど、いままでこの性格でやってきたのです。すぐに変えるなんてできないですよね。
しかし、少しずつ、一部分だけなら変えることができます。
完璧主義になっているということに気づいて、認めてあげます。
- 完璧主義になっていることに気づく
(○○しなきゃダメ!、○○ねば認められない。) - 自分の感情を認めてあげる
(わかる〜、そう思うよな〜、ほんと頑張ってるよな〜。)
この2つのステップを繰り返しやっていると、だんだん感情が癒されてきます。
○○じゃないとダメ!という感情が湧いてきたら、
「今、完璧主義発動してるなー。わたしってば頑張り屋さん!スゴイ!」
たくさん褒めて認めてあげます。
完璧主義ってがんばり屋さんなんですよね。ふぅー。
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